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ばあちゃんと私の物語

9年前から孫一人でおばあちゃんの在宅介護をしています。幼い頃からおばあちゃん子で育ってきた私にとって、人生で一番感謝しているのはばあちゃん。今度は私が面倒をみる番だと思って恩返ししているところです。これまでの9年間を振り返り、祖母の変化や介護を通じて経験したこと、孫が介護しているからこそ出会えた人たち、考えられないようなうれしいできごとについてまとめてみました。よろしければお読みください。

【第25話】骨盤クッションとの出会い

長時間車いすに座り、流動食をとるようになってから、
便の臭いでもない独特の臭いがし始めたことがあります。

オムツを広げてお尻を見てみると、
小指の爪ほどの床ずれができていることに気がつきました。
床ずれ用のテープもありますが、長時間車いすに座り、粘着テープで肌がこすれることで
血が出てしまい、一日中座って過ごすばあちゃんには不向きでした。
そんな話を看護師さんにしたところ、「ラップ療法があるよ」とアドバイスをもらい、
早速試してみることにしました。
日中は大きめのサランラップをお尻に当てて床ずれを保護し、夜、寝るときだけ
オムツを外して毛布をかけ、身体を横向きにしてお尻を乾燥させるという方法です。
ところが、一週間ほどでかさぶたができてきれいになったものの、しばらくすると再発。
少しでも車いすの座面にお尻が接しないようにと、それから低反発の座布団、
柔らかいクッションなどいろいろ買っては試してみましたが思うように改善されず、
悩んでいました。

その後、ばあちゃんとA E O Nを散歩中、たまたま骨盤クッション(骨盤のゆがみを
矯正するクッション)に目が止まり、試しに買って座らせてみることにしました。
するとどうでしょう!
骨盤クッションに入っているエアーバックによって床ずれのできやすい部分が保護され、
以来、床ずれがまったくできなくなったんです。
近所に住んでいる親戚のおばあちゃんもお尻にできる床ずれで悩んでいたので、
骨盤クッションをすすめたところ、床ずれが改善されたと喜んでくれました。

いくつかのメーカーがありますが、うちはP o r t o(ポルト)の骨盤クッションを
使っています。A m a z o nさんで3 0 0 0円前後で購入できるようです。
お尻の床ずれで悩んでいる方、おススメですよ!

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