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ばあちゃんと私の物語

9年前から孫一人でおばあちゃんの在宅介護をしています。幼い頃からおばあちゃん子で育ってきた私にとって、人生で一番感謝しているのはばあちゃん。今度は私が面倒をみる番だと思って恩返ししているところです。これまでの9年間を振り返り、祖母の変化や介護を通じて経験したこと、孫が介護しているからこそ出会えた人たち、考えられないようなうれしいできごとについてまとめてみました。よろしければお読みください。

【第9話】退院に向けて準備開始!

療養病棟に入院中、実家では、ばあちゃんが退院後、車いすで移動しやすいようにと
介護保険を利用し、廊下・寝室入り口部分の段差をなくす住宅改修をしていました。

着々と準備が進む中、ばあちゃんは毎日リハビリをがんばりました。
歩行器を使って歩く練習をしたり、小豆をお箸でつまんだり、
風船、粘土、積み木を使ってリハビリをしたりと、毎日ばあちゃんの体調、
気分に合わせたメニューを組んでくださいました。

私も病院に通いながら毎日介護の訓練です。
5話でも書きましたが、最初はわからないことだらけ。
大好きなばあちゃんとはいえ、オムツ交換も正直、
鼻をつまみたくなるような臭いが衝撃的でした。
それにいくらビニール手袋をしても、人の排泄物に触れるなんて…
口では「自分がばあちゃんの面倒をみる」と言ったものの、
看護師さんたちの慣れた手つきを見ながら、本当に自分でできるのか不安な気持ちになり、介護の大変さを改めて実感しました。

初めてのオムツ交換はてんやわんや!
額に汗をかきながら、ばあちゃんの身体を左に倒し、右に倒し、もう必死でした。
でも、そのうちに臭いも、排泄物に手を触れることにもまったく抵抗がなくなりました。
それどころか「あ~、たくさん出た!」と、
排泄してくれたことが喜ばしく思えるようになってきたんです。

5月30日、ようやく退院の許可をいただき、リハビリ病院に入院中だったおばさんも偶然
同じ日に退院が決まり、それぞれの自宅に帰ることができました。
何もできなかった私を育ててくださり、また退院できるまでばあちゃんを診てくださった
病院の先生、看護師さん、看護助手さんには
心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。

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