パート2はこちら
総集編はこちら
パート2は
こちら
総集編はこちら

ばあちゃんと私の物語

9年前から孫一人でおばあちゃんの在宅介護をしています。幼い頃からおばあちゃん子で育ってきた私にとって、人生で一番感謝しているのはばあちゃん。今度は私が面倒をみる番だと思って恩返ししているところです。これまでの9年間を振り返り、祖母の変化や介護を通じて経験したこと、孫が介護しているからこそ出会えた人たち、考えられないようなうれしいできごとについてまとめてみました。よろしければお読みください。

【第7話】突然の腰痛…介護にも休息は必要

毎日、病院に通いながらオムツ交換にも慣れてくると、突然、左腰に激痛が…
きっと慣れない介護で腰が痛くなったんだろうと思い、
総合病院から近いマッサージに行きましたが、痛みは増すばかり。
痛みが出始めた4日後、今度は左足の付け根に水疱瘡が出始め、
「ん? もしかしたら普通の腰痛ではないかもしれない」
と思い受診しました。

結果は「帯状疱疹」。

秋田に戻って約2ヶ月半。一日も休みなく朝から夜遅くまでばあちゃんに
付き添っていたので、自分でも気づかないうちに疲れがたまっていたようです。
介護する人が倒れてしまっては大変!
自分の体を休めることも必要なんだと実感しました。
その後は一週間に一度は休息日をつくり、家政婦さんにばあちゃんの付き添いを
お願いして休ませてもらうことにしました。

4月に入ると秋田もようやく春らしくなり、
週に一度、外出許可をもらって総合病院から歩いて5分のリハビリ病院にいる
親戚のおばさんの面会にばあちゃんを連れていくようになりました。
ふたりは肩を組んで再会を喜び合い、歌ったり、おしゃべりしたり♪
ときにはおばさんが総合病院にきて、院内にある床屋さんで2人が仲良く並んで
髪の毛をカット&カラーしてもらうことも。
楽しい時間を過ごすことができて、いい思い出になりました。

第8話へ ▶