【第47話】回復の兆し
2月に入ると、まだ発作が起きそうな予期不安
(「また発作が起きたらどうしよう」と不安にさいなまれる状態のこと)はあったものの、
体調が良くなってきたと実感するように。
まわりからも、「顔色が良くなった」「声にハリが出てきたね」
と言われるようになりました。
その頃には、少しずつ食事も食べられるようになり、
扉を開けないと入れなかったお風呂も扉を閉めて平気に、
多少締め付け感のある洋服も着られるようになりました。
ただ、寒くて足が冷たくても、靴下をはくとどうしても圧迫感があり、
発作が起きるような気がして、真冬でも裸足のままでした。