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ばあちゃんと私の物語

9年間、孫が一人でおばあちゃんを在宅介護してきたあゆみを30話の物語にし、『孫の手』としてまとめたところ、読んでくださった多くの方から「感動しました!」「がんばってね!」と励ましのお言葉をいただきました。人から人へ手渡され、今では『孫の手』が看護学校の図書館や介護施設、認知症カフェなどにも置かれるようになり、反響の大きさを感じています。最近になって「物語のつづきはまだ?」と聞かれることが増え、思い切って、また筆をとることになりました。よろしければお読みください。

【第43話】手足の震えがなくなった!

「SSRIは即効性こそないが、徐々に効き目が出てくる薬です」
心療内科のT先生の説明の通り、薬を飲み始めてから強い発作的な症状は出なくなり、
徐々に手足の震えがなくなってだるさへと変わり、
ふと気がつくと、そのだるさも自然になくなっていきました。

まだすっかりよくなったわけではなく、心配したり、強い不安を感じたりすると、
手足が震えたりだるくなったりすることはありますが、
パニック障害と診断されてから、数秒から数十秒で治まる発作的な症状は 年内に1度だけ。

「あ、また発作かも」
と思いはしたけど、
落ち込んだり、くよくよしないようにし、
「自分は治るんだ! 大丈夫!」
と思うようにしました。

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