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ばあちゃんと私の物語

9年間、孫が一人でおばあちゃんを在宅介護してきたあゆみを30話の物語にし、『孫の手』としてまとめたところ、読んでくださった多くの方から「感動しました!」「がんばってね!」と励ましのお言葉をいただきました。人から人へ手渡され、今では『孫の手』が看護学校の図書館や介護施設、認知症カフェなどにも置かれるようになり、反響の大きさを感じています。最近になって「物語のつづきはまだ?」と聞かれることが増え、思い切って、また筆をとることになりました。よろしければお読みください。

【第36話】病名は「パニック障害をともなう恐怖症性不安障害」

セカンドオピニオンを受けに行ったKクリニックでは、
初回に保健師さんから1時間ほどの問診を受け、
院長先生の診察は3週間後の10月25日の予定でした。
運よくキャンセルが出て10月14日に診察していただくことができ、
そこで初めて「パニック障害を伴う恐怖症性不安障害」と診断されました。
T先生は、パソコンの画面に出てくるイラストを指差しながら、
「広場は苦手じゃないですか?」
「エアコンの暖かい風は苦手、逆に冷たい風は大丈夫ですよね?」
「狭いところは苦手じゃないですか?」
「暗いところもダメですよね?」
とおっしゃいます。
T先生が言う症状は、私にピッタリ当てはまっていました。

初めて自分の体調の悪さを理解してくれる医師に出会えたうれしさで、
胸がいっぱいになったのを覚えています。
そして、脳はすべてを記憶しているから、同じ状況になれば発作が起きやすくなること、
その状況を避けながら、脳内のセロトニンという神経伝達物質をコントロールする
SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)を服用することで、
時間はかかっても確実に回復していくと説明を受けました。

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